サンタクロース事務局

サンタクロース村通信

滞在中に一度は訪れたいヘルシンキの絶品和食のレストラン

滞在中に一度は訪れたいヘルシンキの絶品和食のレストラン

旅先で心強い、味わい深い癒しのスポット

人気のセットメニュー「阿波」 (Sushi Wagocoro 寿司和心)

人気のセットメニュー「阿波」(Sushi Wagocoro 寿司和心)

サンタクロース村メルマガ読者の皆様、モイ!
フィンランド在住フリーライターの靴家さちこです。フィンランドではまもなく夏至、白夜のクライマックスを迎えます。さて今回は、この季節に日本からいらっしゃる皆様の為に、ヘルシンキの美味しい和食レストランをご紹介します。フィンランドに来たからにはミートボールや、トナカイにヘラジカに熊肉などのご当地ものも堪能したいものですが、連日洋風メニューに付け合せがじゃがいもでは日本食が恋しくなりますよね。美味しい食事と共に、一言二言でも交わす日本語での会話も旅人の心を癒します。さらに、地元の食材を活かしたフィンランドでしか食べられないメニューが楽しめるというのも大きな魅力です。

図2

その1:蓮’s軽食バー(Len’s keishoku bar)

こちらは、ヘルシンキでも有名なデザインショップやフリーマーケットにハイセンスなカフェが並ぶ、おしゃれなプナヴオリ地区に軒を構えるレストランです。名前からして垢抜けており、和食レストランながらとてもよく地域に馴染んでいるのが特徴です。メニューもラーメンからお寿司、唐揚げやしょうが焼きなどの定食類に、冬は石狩鍋までと幅広く、鮭や豚肉などのフィンランドの美味しい和食に向いている素材を選んで作られたメニューが魅力的です。日替弁当もあり、とんかつに至っては「ヘルシンキで一番」とまで評されているお店です。

(写真左上:厨房で腕をふるう花澤勇さんと奥さまのエリサさん/  写真左下:こんな看板娘のイラストが出迎えてくれます/ 写真右:黄色いおしゃれな看板が目印の蓮’s軽食バー)

図3

黄色をベースにしたホップな外観とオーナーの一人があのリップスライムのイルマリさんということもあって、若者向け?というイメージを受けますが、店内はシックでシンプルで、明るい北欧デザインと和の調和がとれたスペースです。バーなだけに、木曜と金曜には夜時間の営業もあり、アルコール飲料も取り扱っているのが二重丸。2003年のオープン以来、厨房に立つご主人の花澤勇さんと、奥さんでイルマリさんのお姉さんのエリサさんが作り上げてきた人気メニューはソースチキンカツ丼とサーモンのお刺身に豚の生姜焼きだとか。ちょっとおシャレな界隈で、背筋を伸ばして歩き回った後に辿り着いたら、ホッとしながらお腹も満たされること請け合いのスポットです。

シックに和と北欧がとけこむインテリア

シックに和と北欧がとけこむインテリア

夜はお酒と和食が楽しめるバーの表情

夜はお酒と和食が楽しめるバーの表情

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Len’s Keishoku Bar HELSINKI

住所: Pursimiehenkatu 5, Helsinki

営業時間:月~水曜日11:00~15:00

木~金曜日11:00~15:00 17:~22:00

http://www.lens.fi/

https://www.facebook.com/Lens.Helsinki?fref=ts

TEL:+358 9 666797

※ご来店の前には、上記ホームページやFacebookページでランチメニューや休業日などをご確認ください。

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図6

その2:寿司和心 (Sushi Wagocoro)

海外で駈け込む日本料理店として、「日本人が厨房に居る」というのは必須の条件です。しかもシャリの握り加減が大事なお寿司であればなおさらのこと。ヘルシンキは近海ノルウェーからの新鮮なサーモンが手に入ることもあって、和食ブームが10年も続いた今ではもう、寿司レストランがあちこちにある街です。でもせっかく食べるなら、日本人の職人さんが熟練の技とこだわりを持って握るお寿司を味わいたいものです。と言いますか、美味しくないお寿司を食べた時の敗北感を考えますと、是非、味わうべきだと思います。

(写真左:夫婦そろって寿司職人の小市泰広さん、尚子さん夫妻 / 写真右上:オペラ座近くの落ち着いた界隈にある寿司和心 / 写真右下:フィンランドの夏の味、ザリガニを盛り付けたサマーロール)

図7

この「寿司和心」さんは、日本でも修行を積み、ヘルシンキの日本食レストランでも3年勤務した実績のある寿司職人の小市泰広さん、尚子さん夫妻が2012年にオープンしたお店です。こちらでは新鮮なサーモンはもちろんのこと、地産の淡水魚や、鯖や鰻にイカにホタテに牛肉(=季節限定)などネタの種類も豊富で、フィンランドではまだ珍しい、絶妙な火加減の「炙り」のお寿司が絶品です。

季節や食材の旬に合わせて、夏の風物詩のザリガニの巻き寿司や秋が旬のカンテレッリ(やまどり茸)のお味噌汁などの限定メニューや新メニュー、お寿司の他にも冷や汁や生春巻などの変わりメニューも登場するので、地元のファンはもちろん、スキーやサッカー選手などの著名人に、わざわざ日本から訪れるお客さんも絶えません。ランチタイムは混み合い、すぐに入れないこともあるので、事前にテーブル予約を入れることをお勧めします。

この炙り加減が絶妙!一度食べたら虜になります

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フィンランドでの初秋の旬の味、カンテレッリ(ヤマドリ茸)のお味噌汁

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Sushi Wagocoro

住所: Runeberginkatu 63 A 21,00260 Helsinki

営業時間 :月~金曜日11:00~18:00

https://ja-jp.facebook.com/sushiwagocoro

TEL:+358-40-029-9415

※ランチタイムは込み合いますので、事前にテーブル予約されることをお勧めします。

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図10

その3:水 (Mizu)

こちらはMuzseokatu(ムゼオカトゥ)という、フィンランド国立博物館の裏通りに新しくオープンした和風ランチカフェです。店主はフィンランド在住歴35年にして、地元の食材で美味しい日本料理やスイーツ作りのベテランのオルポ水脈さん。フィンランドの日本人会や補習校のイベントや育児サークルといった大勢の人が集まる場では、必ずといっていいほど、彼女率いるお料理部隊が調理した美味しいお料理がふるまわれてきました。そんなわけで、多くの在住日本人がお店を出したと聞いて「ついにその日が来たか!」と喜び、駆けつけました。

(写真左上:閑静なムゼオカトゥ(美術館通り)に軒を連ねるランチカフェ「水」 / 写真左下:これが話題の「北欧ロール」。フィンランドならではの食材が活かされた巻き寿司 / 写真右:在住35年で数多くの秘伝のレシピを持つ「水」のオーナー、オルポ水脈(みお)さん)

図11

このランチカフェが誇る名物メニューは「北欧ロール」という巻き寿司。具はツナやカニカマに、生サーモンの塩漬けとクリームチーズに、ミートボールとパプリカ、さらにはエビとコリアンダー、チリ味のチキンなどと実にユニークな組み合わせ。これら14種類のネタから4種類まで自由にセレクトしたり、ネタの追加オーダーをすることもできます。この全く新しい巻寿司体験が味わえるお店は、開業間もなくメディアからの取材も受け、地元のヘルシンキっ子が続々と訪れてくるようになりました。

ランチメニューは巻き寿司以外にも、日替わりで、おにぎりやカレーにミートソースのスパゲティーなど、水脈さん特性レシピを元にした美味しい日本の家庭料理もいただけます。ティータイムには、泡立ちのよい抹茶オレや、指で押してもゆっくり起き上ってくるほどふわふわの抹茶ロールに、クリーム大福など……博物館めぐりで疲れた午後にお腹が満たされ至福の時を味わうのにピッタリなスポットです。

日本の家庭の味、カレーライスを食べれば旅の疲れも吹き飛びそう

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巻き寿司のテイクアウトを楽しみに、常連さんも通ってきます

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MIZU

住所:Museokatu 28, 00100 Helsinki

http://www.mizu.fi/

https://www.facebook.com/mizu.j3

TEL:+358 (0)50 3719 882

※営業時間は、現在のところ月~金曜日(10:00~17:30)、土曜日(11:00~15:00)ですが、変更がある場合にはFacebookページでお知らせしているので要確認です。

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いやもう、食べ物の話となると、書いても書いても止まらないほど熱くなってしまいます。和食となるとさらに止まらなくなるのですが、今回はとりあえずこの3軒まで。それでは皆様、ヒュヴァー・ルオカハルア(Hyvää ruokahalua=いただきます)!

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