サンタクロース事務局

サンタクロース村通信

ヘルシンキ最強のお土産スポット

 ~効率良く気持ち良いショッピング体験を~

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ムーミンとサンタクロースの看板が目印の『Kankurin Tupa(カンクリン・トゥパ)』

サンタクロース村メルマガ読者の皆様、モイ!フィンランド在住フリーライターの靴家さちこです。フィンランドでは暖かい秋が予報されており、9月中旬でも最高気温が15度を超える日が続いています。暖秋の年も確かにあるのですが、色鮮やかな紅葉に降り注ぐ陽光というのが定番で、今年のように雨天でも気温も高く、雷も鳴るというのは珍しいです。このような不思議な秋でも、白樺は黄色く、楓も橙色に、ナナカマドは赤い実をより一層赤くして、季節は着実に足を前に踏み出しています。こうしているうちに、クリスマスシーズンも、間もなく始まりますね。というわけで、今回はヘルシンキにある“とっておきの”お土産ショップを2軒ご紹介します。

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ムーミンアイテムが豊富にそろう2階の専門コーナー

 

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【写真左】ムーミンパズルに、ぬいぐるみ。贈りたい子ども達の笑顔が浮かんできそうです 【写真右】窓辺にたそがれる ふかふかのムーミンママ

 まず1軒目は、エスプラナーディ通りにある『Kankurin Tupa(カンクリン・トゥパ)』です。こちらはショーウィンドウにセーターなどの毛織物製品がディスプレイしてあるので、一見衣料品店のように見えるのですが、店先に出ているムーミンとサンタクロースの看板、これが目印です。このショップは、1階では一般的なフィンランド土産のアイテムが豊富にそろい、2階はムーミングッズ専門売り場、さらに地下階は一年中時が止まったままのクリスマスショップとなっています。

まず2階のムーミンコーナーから周ってみますと、なんとまぁ、ヘルシンキに2か所あるオフィシャルのムーミンショップとほぼ同等の大きさです。キッズ向けのTシャツにマグカップ、ムーミンハウスにバッグや小物にアクセサリーと品数も豊富です。エスプラナーディ通りを見下ろす窓辺には、ムーミンママとパパの大きなぬいぐるみがくつろいでいて、ふっと力が抜けてしまいます。

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1階のフィンランド土産コーナーディスプレイもゆったりしています

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【写真左】フィンランド土産といえば「ククサ」。職人が手作業で仕上げる高級品なので、大切な人へ贈り物に、あるいは森に出かける時に腰からぶらさげて肌身離さず使うべし 【写真右上】港町ヘルシンキらしい、涼しげなマリーングッズ 【写真右下】フィンランドの伝統的なハンティングナイフ「プーッコ」は、抜群の切れ味と美しいデザインが人気

1階のフィンランド土産のフロアもゆったりとしたスペースで、取り扱っているアイテムも、いわゆるお土産というより、やや洗練されたフィンランドらしいクオリティーが感じられるものが置いてあります。かわいい木製のフィンランド人形に、白樺のこぶからひとつひとつ手作業で作られるククサなどの木工細工に、キッチンでも使えるフェルト細工やリネン製品など。男性なら伝統あるアウトドアナイフに魂を奪われるでしょうか。

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サンタクロース夫妻とお手伝いのトンットゥに誘われて、階下に降りて行きますと↓そこはもう、クリスマス!

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さらに地下に潜って行きますと、こちらはロヴァニエミのサンタクロース村との提携があるオフィシャルショップなのですが、階段を下りて真っ白な雪景色の装飾が施された細長い通路を抜けて行くと、もうそこはクリスマス!色とりどりのクリスマス飾りにフィンランド伝統の藁(わら)飾り「ヒンメリ」、サンタクロースはもちろん、そのお手伝いの小人のトンットゥも勢ぞろいし、欧州各国からのクリスマス関連商品も取りそろえてあります。フィンランド語のクリスマスソングがゆるやかに流れるその空間は去りがたいほど、優しくて温かです。

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【写真左】一年中いつきても時は止まったまま、クリスマスです 【写真右】幾何学模様が幻想的な伝統の藁飾り、ヒンメリ

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カンピショッピング&バスセンターから歩いてすぐの『Nordis(ノルディス)』

さて、夢の世界から戻って来まして2軒目。こちらはなんと、日本人が経営するお店『Nordis(ノルディス)』です。こちらは以前大聖堂前にあったものがカンピショッピングセンター&バスターミナルの近くに越してきたもので、とても便利な立地です。店の正面から入った瞬間に、目に前にパッと広がるムーミングッズはもう、日本人視点で絶対的に可愛いものばかり。郊外の大型店でなければ売っていないムーミンのケーキ型も置いてありますし、アラビアのムーミンマグも日本人なら絶対に買って帰りたい定番が必ずありますし、トーベ生誕100年記念のメガネ付きという、世にも希少なマグも置いてあるという徹底ぶりです。

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【写真左】限定品などがわかりやすくマークされているARABIAのムーミンマグ【写真右】通常マリメッコショップではなく、スーパーマーケット等で売られているペーパーナプキンが種類も豊富に、お得なまとめ買いもできます

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日本人目線でお土産にぴったりなムーミングッズが目白押し

 

マリメッコのペーパーナプキンも、日本人好みの柄が豊富にそろえておいてありますし、セットで買うと割引になったり、大きな箱で売っている為、ちょっと買うのがためらわれるファッツェルのチョコレートも、数種類とりまぜた小袋で売っていたり、一定額以上の買いものには、カラフルなムーミンのエコバッグもついてくるなど、他の店では無い特典サービスが嬉しいです。それだけではありません!こちらは、田中亜土夢選手が所属するサッカーのHKJ HELSINKIチームのユニフォームや関連グッズも取り扱うオフィシャルショップでもあります。サッカーファンなら是非、いやそうでなくても日本でさりげなく着てみせて見せびらかしたい、そんな衝動にかられる品々です。

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【写真左】田中亜土夢選手の10番Tシャツ、これはお土産にするか自分用にするか迷いますね 【写真右】飲み物の自動販売機のすぐそばの休憩スペース。日本語版のヘルシンキマップも置いてあるので、一息つきながら次の観光名所のチェックもできます。

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フィンランド土産定番のかわいいSirkka(シルッカ)ちゃん人形のトンットゥが こんなに種類豊富に置いてあります

 

ブランドやグッズ製品だけではありません。フィンランドの伝統ある工芸品として、珍しいリネン製品や、人気のククサも置いています(9月16日現在では入荷待ち)。店長の氏家さんを始め、スタッフは全員日本人なので、日本では見慣れないフィンランド特有の商品に関して気軽に質問できるのもありがたいことです。こちらもまた、小さめのトランクやベビーカーを押したり引いたりしながらでも楽々お買いものができるほど、ゆったりスペースが取ってありますし、フィンランドのお店(飲食店以外)ではとても珍しい、お客様用のトイレもあり、飲み物の自動販売機のすぐそばに休憩スペースも用意されています。バスターミナルのすぐ近くという立地柄、午後のフライトまでの時間つぶしのお買いものに荷物も預かってくださるという、本当に至れり尽くせりの『ノルディス』、このお店ではフィンランドに居ながらにして日本の「おもてなし」の心も堪能できます。

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Kankurin Tupa(カンクリン・トゥパ)

住所:Pohjoisesplanadi 35, Helsinki
TEL+358 (0)9 626 182
営業時間:月~金1019:00, 1018:00, 1016:00
(季節により営業時間に変更があります)
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Nordis(ノルディス)
住所:Arkadiankatu 4-6, Helsinki
TEL+358 (0)9 626 239
営業時間:夏期610)無休1018:00 
冬期(115月)月~土1017:00, 日・祝祭日は不定期

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